新刊できたよ！「昭和街道５〜旧市街は誘う」発売開始です！

いやーようやくできましたよ。
昭和街道シリーズの第５作目、まずはAmazonにて発売開始です。

表紙は、岩国の城山公園より、眼下に広がる岩国の旧市街地です。
今回のテーマは「旧市街」です。うん、ピンと来ないね。

自分が追い求めている古い町並みの風景というのは、単に古い建物だったり、何らかの構造物だけではないような気がします。町としての固まりそのものに漂う古さ、懐かしさ、レトロな雰囲気を追い求めて、日本各地を歩き回っています。
でも、これってなんて言えばいいんだろう、と思っていたところ、浮かんできたのが「旧市街」というキーワードでした。

かつての中心地であり、商店街や銀行、映画館や銭湯なんかが揃っていて、住所も「◯◯本町」とか「元町」とか「◯◯中央」といった具合だけど、今では廃れてしまっているところ。もしくは、町で一番の盛り場がロードサイドに移ってしまい、今ではちょっと寂しくなってしまった町の中心部にある盛り場だったところ。などなど、そうした場所を、今回は「旧市街」と名付けて、あれこれ集めたのが本作です。

まず最初に「旧市街と新市街が明確に別れているな」と思ったのが、山口県の岩国市でした。

それと、今回はぜひともご紹介したかったのが奈良県五條市です。

まるで江戸時代そのままの旧街道沿いの風景や、昭和テイストの商店街もあります。
鉄道が走ることなかった旧国鉄五新線の立派な高架橋もありますよ。

また福井県の越前市武生。

古い町並みが残る素敵な町です。訪れたきっかけは偶然でしたが、町を歩き回ってみて、その美しい町並みに感動しました。

あとは、千葉県の佐原もご紹介しています。佐原自体は観光地化していて、江戸期の町並みは観光客でいっぱいだけど、そこから少し離れた駅前周辺もなかなか味があるんですよ。
また、少しずつ撮り集めている商工案内図も掲載しました。

本シリーズもついに５冊目ですが、今回がもっともぼんやりしたテーマです。僕が大好きで愛してやまない風景ばかりですが、うまく伝わるかどうか、今回はまるで自信がありません。

ともあれ、あまり知られていないレトロな場所ばかりを載せましたから、日本にはこんな風景がまだ残っているんだなあ、ってな具合に楽しんでいただけたら幸いです。
日本は広いです。まだまだ旅したい！

Amazonでの購入はこちらから

最後に本誌で紹介した市町村を掲載いたします。今回は西日本ばかりです。東北や北海道にも足を伸ばしているんだけど、なかなか掲載に至らず申し訳ない。

今後リアル書店でも展開予定です。現物が見たい人はちょっとお待ちください。
あと今月もイベントに出るよ。場所は仙台！東北ちっとも載せてないから厳しいかもなあ。
詳細はまた後ほど。