「風」シリーズ第2弾は、真冬の刊行にか関わらずタイトルが「夏」。実際には夏以外にも廃墟に行って撮影していますが、廃墟探索をしていると、なんだか遠い日の夏の思い出がよみがえってきます。日が暮れるまで自転車で町内を走り回ったあの夏。そんな気持ちをこめたタイトルです。
表紙は長崎県の川棚にある魚雷発射試験場跡の夕暮れ。一幡氏による渾身のショットです。その他、北は北海道から南は台湾の金山跡まで、バラエティに富んだ1冊となっています。
撮影地:川棚魚雷発射試験場(長崎県)、函館要塞(北海道)、豊後森機関庫(大分県)、明治炭鉱(北海道)、若松鉱山(鳥取県)、上国鉱山(北海道)、竜山鉱山(岡山県)、大井川鉄道C12208(静岡県)、雄別炭砿(北海道)、高千穂鉄道(宮崎県)、足尾銅山(栃木県)、愛宕山鉄道鋼索線・愛宕駅(京都府)、金瓜山金山(台湾・台北県)、川南工業・浦之崎造船所(佐賀県)、幌内炭鉱(北海道)、神岡鉱業・取水堰(岐阜県)、尾去沢鉱山(秋田県)、大根島の廃船(島根県)、由良要塞(和歌山県)
風の向こうに消えた夏 ニッポン残骸列島の旅II
2010年12月31日刊行
価格:500円 B5判・16ページオールカラー
在庫なし
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