鉱山と聞いて誰もがまず思いつくのが「炭鉱」ではないでしょうか。石炭産業は、戦後の復興期に飛躍的に生産高をのばし、一時は国内エネルギーの約半分を担っていました。しかし高度経済成長期を経て、エネルギーの主役は石油にとって代わり、さらには原子力への依存を強めてきました。
僕たちは今、エネルギーのあり方について再び考える時期にあります。荒野に消えた炭鉱が語りかけてくるもの、それを追った僕たちの軌跡をご覧いただきたいと思います。
なお小特集では、オホーツク海に面する北海道紋別市にあった鴻之舞金山跡を取り上げました。 本書では、以下のような炭鉱を収録しています。
明治鉱業・庶路炭鉱(北海道/1964年閉山)、雄別炭礦鉄道・浦幌炭鉱(北海道/1954年閉山)、雄別炭礦鉄道・雄別炭鉱(北海道/1970年閉山)、樋口工業・向山炭鉱(長崎県/1963年閉山)、中興鉱業・徳義炭鉱(長崎県/1961年閉山)ほか。
ランズエンド08 追憶の石炭王国
2012年12月29日刊行
価格:500円 B5判・20ページオールカラー
在庫なし
※頒布を終了しました。ご購読ありがとうございました!
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