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俺とロッキーとダートの時代

ボロ四駆と過ごした1998年

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上の写真は、上越市より日本海を望むロッキーです(1998年5月)

今では都心部に暮らしているため、四輪の自家用車を持つことは(経済的・時間的に)ほぼ絶望的です。しかし、そんな僕も1999年までは都心から離れた町に住んでいたため、自家用車を所有していました。それがダイハツ製ロッキーです。

ネットを漂っていても、あまりロッキーの情報がないので、自分の持っている数少ないロッキーの写真を公開し、ロッキーとの思い出を簡単に綴っておきたいと思い、Webページを制作しました。

執筆時は練馬に住んでいました。この文章は八王子に住んでいた頃のことを書いています。なお、現在の居住地は生まれ故郷の岡山市です。

1998年5月・長野県小谷村の林道
1998年5月・長野県小谷村の林道

乗っていたのは、ダイハツロッキーの平成3年型(推定)。当然中古なんだけど、お店で試乗した当初は、側面に「十円玉攻撃」された落書きがたくさんあり、なおかつ車体が傾いていた…。また、ボディの下部を覆う樹脂部分はかなり無残に壊れており、正直、よくあんな状態で買ったものだと今でも思う。


もちろん、これらの損壊個所をすべて直してもらうことを条件に買ったので、車体を受け取った際には、キレイさっぱり直っていた。…しかし、後日エアコンが壊れていることが発覚。即座に持っていって、エアコンはすべて付け替えてもらった。

1999年1月・自宅前にて。ホントカッコイイ
1999年1月・自宅前にて。ホントカッコイイ

まあ、購入時にはいろいろありましたが(お店はバス事故で話題になった福生のE社)、完全に直ってからは快適そのもの。憧れだったダート走行を楽しんだり、寝袋を持って長旅に出たりととても幸せな時間を過ごすことができました。

ところで、この車。乗り心地はお世辞にもいいとはいえません。
車長が軽自動車並に短いにも関わらず、車高が高く、しかもタイヤが異様にでかい(Jeepのチェロキーと同じサイズのタイヤだ!)。遠くから見る姿は、さながらチョロQ。道路の凸凹をいちいち拾うので、びっくりするぐらい車体が揺れます。

とはいえ、ダートでの悪路走破性は抜群でした。
よく林道で、ランドクルーザーやビッグホーンといった大型の四駆がとろとろと走っているのを見かけますが、基本的に日本の林道は狭いわけで、ロッキーやジムニーのような小型自動車の方が有利なはずです。そういった意味で、小さくておまけにちょっとダサ目のフォルムだが、しっかりダートが走れるロッキーは、日本の道路に合った立派な四駆といえるでしょう。
よって、このクラスの四駆の車種が少ないのは何だか不可解です。3ナンバーや1ナンバーの大型ならたくさんあるのに、なぜ? やっぱ、商品として効率でしょうか? 開発コストが高いのに、高単価が期待できない5ナンバークラスでは、商品が成立しにくいとか…。

さて、いろいろな思い出を与えてくれたロッキーでしたが、転職の際に都心に引っ越すことが決まり、泣く泣く手放すことになりました。昔から乗りたかった車だけに、お別れはとても辛いものでした。

わずか1年間でしたが、ロッキーと過ごした1年は僕にとってとても大切な思い出です。いつか、ほんの少し裕福になったら、またロッキーを手に入れて、思い出の林道を疾走したいと思っています。(終)

駄文失礼しました。20代半ばの頃に書いたものですが、一部おかしな表現を削除してそのまま掲載しました。あれからもう16年経ちます。今でもロッキーのことが気になっていて、道で偶然見かけるとテンションが上がります。

ちなみに、上の文章で都心への引っ越しを契機にロッキーを手放したとあります。確かにそうなんですが、引っ越しが決まったととほぼ同時期に、クラッチが逝かれて街中で立ち往生してしまい、そのまま修理屋にタダで引き取られていきました。

あっけない最期。原因は2速発進でした。とある友人に「MT車は2速発進が基本、お前そんなことも知らんのか」と言われて、その日からずっと2速発進を心がけていました。挙げ句の果てには街中で立ち往生。乗用車の2速発進はお勧めできません。

ともあれ、今もロッキーに乗っているあなた!末長く可愛がっていただきたく存じます。

さらに追記。
2015年11月、俺とロッキーとダートの時代、第2章はじまる!

2代目ロッキーです!H8年最終型。白樺湖にて。
今、40代になってこの車を運転してよくわかる。こりゃ、売れんわな(笑)
でも、僕にとってはベストな四駆です。すでに東京遠征、東北遠征と1000キロ以上の遠征旅行を2回もこなしてくれました。まだまだ走りますよ!

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